成人インフルエンザへのロキソニン投与

成人のインフルエンザに対するロキソニンの処方について

基本的に全ての未知のウィルス感染に対し、ロキソニンなどの消炎鎮痛剤の処方は避けるべきと考えられています。

 

小児のインフルエンザウィルス感染症にしては、インフルエンザ脳症を誘発されるのではないかという仮説から、ジクロフェナクナトリウム及びメフェナム酸の使用などが避けられるようになりました。

http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/iencepha.html

 

その後、非ステロイド抗炎症剤と「ライ症候群の発症」との関連が示されている点もあり、全ての非ステロイド抗炎症剤の処方を避けるようになりました。

https://www.npojip.org/druginfo/nsayobo3.htm

 

2014年にデング熱が流行した時、ロキソニンを内服した患者の血小板数が著しく減少し、重症化したことから、未知のウィルス感染及び熱性疾患にロキソニンなどの消炎鎮痛剤を処方しないといのが共通認識になっています。

http://www.dengue.jp/threat/knowledge.htm