亜急性甲状腺炎

亜急性甲状腺炎

https://medicalnote.jp/diseases/亜急性甲状腺炎

・ウイルスの感染が原因と考えられているが、明らかにはなっていない。

・亜急性甲状腺炎では、炎症により調節機能とは無関係に、大量の甲状腺ホルモンが血液

 中に放出されてしまう。

 その結果、甲状腺ホルモンに関連した症状が過剰に現れてしまう。風邪の後、ウイルス

 が甲状腺に入ることで炎症を起こすのではないかと考えられている。

 症状としては、甲状腺の痛み・発熱・血液中の甲状腺ホルモンの上昇がある。

・女性の発症率が高く、特に30~40代の女性に発症しやすい(約12倍)といわれている

・亜急性甲状腺炎は基本的には一過性の病気であり、症状は1~2か月ほどの経過で落ち着

 く。

・似ている病気にバセドウ病があるが、両者の治療方法は全く異なるため、不要な薬剤の

 使用を避けるためにも両者の見極めは非常に重要となる。

・亜急性甲状腺炎に関連した痛みは一過性であることが多く、2~8週間ほどの経過で改善

 する。

・甲状腺ホルモンが出過ぎた後で甲状腺ホルモンが逆に低下する方もいるが、多くの場合

 は時間経過と共に甲状腺機能は正常に回復する。

 一部の患者さんでは、永続的な甲状腺機能低下症を続発したり、亜急性甲状腺炎が再発

 したりすることもある。

 

 

亜急性甲状腺炎

https://www.ito-hospital.jp/02_thyroid_disease/02_6subacute_thyroiditis.html

・甲状腺の痛みや発熱を伴い、甲状腺に炎症が起こる病気です。

「亜急性」の症状は「急性」より長く続きますが、慢性的に続くわけではありません。

 男性より女性に12倍程多く、30~40歳代の女性に多く発症します。

・嚥下時や触った時に痛みを感じるくらいの軽いものから、何もしなくても耳や胸まで放

 散するような強い痛みまで様々です。

・甲状腺全体や左右片方のみが硬くはれます。

 はれも痛みも左から右など時間とともに位置が移動することが特徴的です。

・甲状腺に炎症がおこると甲状腺ホルモンを作る濾胞細胞が壊れ、甲状腺内に蓄えられて

 いた甲状腺ホルモンが血中に出てきます。そのため血中の甲状腺ホルモン値が高くな

 り、バセドウ病と似た動悸、息切れなどの症状が現れます。

・副腎皮質ホルモンは症状に合わせて通常2~3ヶ月間で徐々に薬の量を減らします。

・ほとんどの方が2~3ヶ月で症状が消失し、甲状腺ホルモン値も正常化します。

 しかし、一部には甲状腺機能が低下したままになり、甲状腺ホルモン薬を内服しなけれ

 ばならない方もいます。

 再発は稀ですが10年以上経って起こることがあります。

 

 

亜急性甲状腺炎

http://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=44

 

 

亜急性甲状腺炎

https://medical.jiji.com/medical/019-0024-01

・甲状腺にウイルスが感染することによって起こります。

 発熱、寝汗が続き、強い倦怠(けんたい)感があります。

 同時に、甲状腺に強い自発痛や圧痛があり、痛みがあごや耳のほうにひろがる傾向があ

 ります。

 甲状腺に痛みを伴う硬結があり、これが数日で移動します。

・副腎皮質ステロイド薬(プレドニゾロンなど)を服用すると翌日には解熱し、甲状腺の

 痛みも軽減します。

・通常1~2カ月の治療で完治しますが、副腎皮質ステロイド薬量をあまり早く減らした

 り中止すると再燃(症状がおさまっていた病気が再び悪化したり、発症すること)する

 ことがあります

・甲状腺機能亢進症に対しては抗甲状腺薬は無効で、β遮断薬を使用して症状の軽減をは

 かります。

・血液中の甲状腺ホルモン濃度は急性期には高くなり、炎症がよくなると低下し始め、い

 ったんは正常よりも低くなりその後に正常域に戻るのが普通です。