紫外線は目にも影響 ~ 正しいサングラスの着用を ~

夏は紫外線が強い季節です。

肌を守る意識は高まっていますが、目の保護に関しては、まだ意識が低いようです。

目に対する紫外線の影響や対策にはどのようなものがあるのでしょうか。


 紫外線は目にどのような影響がありますか?

 急性の障害では、雪目に代表される角膜炎、長期の障害では、翼状片、白内障

  などがあげられます。

  皮膚なら日焼けで痛みなど自覚しやすい症状がありますが、目への影響は時間が

  経ってから発症することが多く、自覚症状が少ないことが特徴です。


 子どもも紫外線に気をつけたほうがよいでしょうか?

 紫外線の影響は蓄積されます。

  子どもは、徒歩による通学や公園でのお遊びなど、大人よりも長い時間、日差し

  に曝されています。

  また、紫外線に対する感受性が強いため、大人になってから影響がでる可能性が

  心配されます。

  子どもの頃から紫外線対策をしましょう。


 普段の生活で、紫外線から目を守る方法は何がありますか?

  日傘、帽子、サングラス(選び方は下記参照)が三種の神器です。



  *翼状片

    紫外線の影響により結膜が充血し盛り上がります。

    重症化した場合は手術が必要となります。



●サングラスで重要なのは、形状と紫外線カツト率

●子どもの頃から紫外線対策を

●サングラスを選ぶポイント

   紫外線カツト率

   紫外線カツト率が高ければ、透明なレンズでも目を守ることができる

   色 

   色が濃くても、紫外線カット率が低いと、:暗く感じるため瞳が大きくなり、目に紫

   外線が入りやすくなり障害をおこしやすくなる。

   形状 

     スポーツタイプのように、目の横側までカバーできたり、枠が太いフレームは、紫

     外線の進入を防ぐので最適


参考

日医ニュース N0.440