「胃がん」は早期に発見すれば手術をしなくても治せることをご存知ですか。
通常、胃の粘膜に限局する早期のがんには転移がなく、内視鏡でその病変部を切除するだけで完治させることができます。
早期のがんで発見された患者さんの多くは症状を訴えることはなく、定期的に内視鏡検査を受けていて偶然発見された方がほとんどです。
もちろんバリウム検査による胃がん検診も有用ですが、早期の小さな病変の診断には内視銭検査の方がはるかに優れています。
最近話題になっている鼻から入れる経鼻内視鏡は嘔吐反射をおこすことがほとんど無く、苦痛なく安全に検査を受けることができます。
実際、経口内視鏡検査は苦しくて2度と受けたくないと思った患者さんの多くが、経鼻内視鏡検査を受けると「これなら毎年検査をしてもいい」と言われます。
定期的に内視鏡検査を受けていれば、胃がんになったとしても多くの場合内視銭で治療できる早
期の段階で発見されています。
特に胃がんになりやすいとされるピロリ菌感染のある方、慢性萎縮性胃炎の方には定期的な内視銭検査をお勧めします。
院長は、経口内視鏡を含めれば約30年の胃カメラの経験があります。
経鼻内視鏡は2016年11月から導入しています。