アステラス製薬(株)パンフより(2018.8)
こんな症状は要チェック
□ 排便が週に3回未満
□ スッキリしない
□ おなかが張る、痛い、ガスがたまる感じ
□ 強くいきまないと出ない
□ 下痢や便秘をくりかえす
(日本消化器学会のサイトです)
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大きく「刺激性便秘薬」と「非刺激性便秘薬」の2種類に分けられる。
刺激性便秘薬・・・大腸に直接作用して腸を動かし、便を送り出す
ビサコジル、 センナ、センノシド、 ピコスルファートナトリウム、 ダイオウ(大黄)など
(刺激性便秘薬は長期にわたって使用すると耐性ができることもある)
非刺激性便秘薬……便の量を増やしたり、便や腸に水分を集めたりしてお通じをサポート
便や腸に水分を集めて便を軟らかくする「浸透性下剤」と、食物繊維で便の量を増やす「膨張性下剤」がある。
酸化マグネシウム、 ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)など
代表的な便秘の漢方薬「大黄甘草湯」
大黄はタデ科の多年草のダイオウの根からつくられた生薬で、主成分のセンノシドが、胃や小腸では吸収されず、大腸で腸内細菌によって分解されて腸のぜん動運動を促す。
「甘草」は、便秘に伴う腹痛や排便時の痛みを和らげる。
・食事量が少ない便秘の場合、同時に水分摂取量も少ないことが多いので、便秘薬をのむ時は、コップ3杯ほどのたっぷりの水でのむように心がける。
・「酸化マグネシウム」の便秘薬は高齢者ものみやすいが、腎臓に病気がある場合は注意が必要。
余分なマグネシウムを排泄する腎臓機能が低下しているため、「高マグネシウム血症」になる危険がある。
・持病で処方薬をのんでいる場合は、その薬の副作用で便秘が起きている場合がある。
例えば夜間頻尿やパーキンソン病などで処方される「抗コリン薬」、高血圧に処方される「カルシウム拮抗薬」などは、副作用として便秘が挙げられる。
便秘の根本的な改善は、生活習慣の見直しから
■ 3食きちんと食べる
食事は胃を刺激し、排便を促すシグナル(胃結腸反射)を腸に送る。
特に朝食後の胃結腸反射が最も強いので、朝食を抜かないことが大切。
■ 十分な睡眠をとり、規則正しい生活をする
■ 発酵食品と食物繊維をたっぷり摂る
■ 1日2リットルの水分を摂取する
■ 適度な運動とその後の休息
■ 便意を我慢しない
(便意がなくても朝はトイレタイムを習慣にすることで便が出やすくなる)
■ ストレスをためない