胃ろうとはなにか? 水分や栄養を注入するルートのひとつ
https://medicalnote.jp/contents/150806-000001-FTKSGS
・長期的(4週間以上)に栄養療法が必要と見込まれる場合は、胃ろうが薦められます。
・医療者や援助者が、胃ろうについて最も行ってはいけないことがあります。
それは、目の前の胃ろうを持つ方に「どうして胃ろうなんかにしたの?」と発言したり、その
ような態度をとることです。
胃ろうの手術は大きな負担にはならない
https://medicalnote.jp/contents/150806-000002-LYOXGV
・手術の多くは消化器内視鏡医によって、内視鏡室で行われます。まずは鎮静剤を点滴で用い
て、患者さんの意識を落とします。お腹側には局所麻酔の注射を打ち、全身麻酔は不要です。
・慣れた術者、内視鏡室スタッフで行いであれば、手術は15分~30分で終了します。
・胃ろうは「腹壁と胃壁をぴったり密着させた状態で、体表と胃内腔をつなぐトンネル」です。
・胃ろうは造設してしまったら死ぬまで使い続けなくてはいけないものではありません。
体調に合わせて必要な分量の栄養や水分を注入するための単なるルートです。
胃ろうが不要になったら、カテーテルを抜けば胃ろうは自然に閉じます。
胃ろうの適応。自発的に栄養を摂取できない方に適応される
https://medicalnote.jp/contents/150806-000003-FMFGCB
•必要な栄養を自発的に摂取できない
•正常な消化管機能を有している
•4週間以上の生命予後が見込まれる成人および小児
高齢者に胃ろうは必要か?
https://medicalnote.jp/contents/150806-000010-KONPPR
・胃ろうの適応となる患者さんは以下のような病気、病状の方々です。
1 食べられない、または食べても誤嚥性肺炎を繰り返す
① 脳卒中(脳出血、脳梗塞)
② 筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病等の神経難病
③ 老衰
2 自発的に食べない
認知症
3 食べ物がのどを通過しない
口の中の癌、咽頭癌、喉頭癌、食道癌、胃癌等による通過障害
4 口腔内の痛み
口の中の癌
5 腸の病気
クローン病などの長期の経腸栄養が必要となる方
6 癌による腸閉塞に対する減圧治療
根本的な治療のない腸閉塞で、頻回な嘔吐を回避するために、胃液を体外に排出するルートの
ための胃ろう