KL-6

KL-6(シアル化糖鎖抗原KL-6)

http://www.falco.co.jp/rinsyo/detail/060924.html

・KL-6は、分子量100 万以上と巨大な分子量をもつ、シアル化糖蛋白。

・通常、肺のⅡ型肺胞上皮細胞、呼吸細気管支上皮細胞などや、膵管、乳管などの腺細胞で産生されていru。

・間質性肺炎では炎症に伴って、Ⅱ型肺胞上皮細胞の障害や再生により、KL-6が過剰産生され血中で高値となる。

・健常者やその他の肺疾患では高値を示さないため、間質性肺炎の診断マーカー、活動性の指標として使用されている。

・膵癌、乳癌、肺腺癌などでは高値を示す場合がある。

・異常高値:特発性間質性肺炎、膠原病に関連した間質性肺炎、過敏性肺炎、放射線肺臓炎。