爪白癬

水虫は、爪にもおきます。

これを爪白癬といいます。

この正体は、白癬菌というカビによる感染症です。

白癬菌は、ヒトの皮膚の角層や毛、爪を好みます。

そこに白癬菌が寄生すると、水虫(足白癬菌)や爪の水虫(爪白癬菌)になります。

特に爪白癬菌は、日本人の10人に1人、60歳以上では約4割の人がかかっていると推定されています。

爪白癬は、自覚症状は少ないですが、爪が濁って厚くなるなど、見た目が問題になります。でも一番問題なのは、水虫の感染源になることです。

カビが繁殖しないよう、足のムレなどに気をつけましょう。

 

爪白癬菌は、見た目が似ている別の病気もあるので、カビの存在を顕微鏡で確認して診断します。

 

爪白癬菌の治療は、飲み薬だけでなく、ぬり薬も登場し、以前より気軽に治療が受けられるようになりました。