慢性膵炎

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膵内部の病理組織学的変化は基本的には膵臓全体に存在し,多くは非可逆性である。

・アルコール性と非アルコール性に分類され,アルコール性は断酒・禁煙で病態の進行を阻止す

ることができるので,早期慢性膵炎の兆候をえて可及的早期に治療介入することが一般診療では重要である。

・高力価膵消化酵素薬(パンクレリパーゼ製剤)が非代償期の慢性膵炎における膵外分泌機能不全への適応が保険収載された。(2015 年の改訂第 2 版に記載)

・アルコール性慢性膵炎患者の大多数は喫煙者であるが,喫煙が単独で慢性膵炎の危険因子である。