三叉神経痛

(メディカルノート)

(KOMPAS)

・三叉神経痛は、激しく短い痛みが発作的に顔面領域に生じる病気。

・顔面・口腔内・鼻腔などの知覚を司る三叉神経が原因の神経痛。

・特発性と二次性に分けられる。

特発性; 疼痛の原因となるほかの病気がないもの

二次性;   腫瘍や感染など、ほかの明らかな原因から生じる

・痛みは激痛で、電撃痛、突き刺されるような、びりびりとした、などと表現される。

持続時間は極めて短く、通常は数秒で、発作と発作の間には全く痛みのない時間がある。

しかし、ときに疼痛発作が頻回に生じるため、持続して感じられることもある。

・左右どちらかに限って痛むことがほとんどで、両側に痛みが生じる場合には、ほかの病気を疑う。

軽く触れただけで激痛を引き起こす部位はトリガーポイントと呼ぶ。

歯磨きや、洗顔、髭剃り、咀嚼、会話、風にあたる、などでも激痛が生じることがあり、食事や会話さえできなくなってしまうこともある。

痛みはしばしば歯肉にも生じるため、歯が原因と考え、歯科治療を誤って受けてしまうことも少なくない。

 

三叉神経が脳から起こるところで血管などによって圧迫されることが原因の1つとして考えられている。その結果、神経を覆っている絶縁体である鞘が障害され、通常は電気信号が伝達されない神経間で信号が伝わるようになる。

そのため、軽く触っただけの刺激が痛みとして感じられると考えられている。

しかし、脳の手術をしても、神経に何の圧迫もない場合もある。

 

コメント

このサイトでは触れられていませんが、三叉神経の支配領域にブツブツ(皮疹)が出てくる場合があります。

それは顔面にできた帯状疱疹です。

その際には医療機関への受診が必要です。

ブツブツが出る前には診断がつきません。

そのため、前もってこの病気を考えておいてブツブツが出てきたら速やかに受診してください。