新型コロナウイルス オミクロン株

・11月24日、南アフリカから新型コロナウイルスの新たな変異株がWHO(世界保健機関)に報告された。WHOは26日、この変異株を「オミクロン」と名付けた。

 

・コロナウイルスの表面についている突起状のスパイクタンパク質は、感染に必要な部分だが、オミクロン株ではスパイクタンパク質の上に30カ所の変異が見つかっている。

しかも30カ所ある変異のうちの20カ所は、ウイルスがヒトの細胞に直接くっつく部分であるRBD(レセプター結合ドメイン)領域に集中して存在している。

 

・調べたいのはオミクロン株の能力と、そして、おそらく最も重要と思われる、現行のワクチンがこの変異株に対してどれくらい有効かということである。

 

・この変異株はこれまでのウイルスの株よりも感染力が強く、ワクチン接種、および自然感染両方に対する身体の免疫反応を回避する能力が高い可能性がある。