新型コロナ治療薬

2022.2.21

パキロビッドパック投与時の注意点、薬物治療の考え方13版/日本感染症学会
https://www.carenet.com/news/general/carenet/53837?utm_source=m29&utm_medium=email&utm_campaign=2022021604

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日本感染症学会(理事長:四柳 宏氏[東京大学医学部教授])は、2月10日に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬について指針として「COVID-19に対する薬物治療の考え方第13版」をまとめ、同会のホームページで公開した。
今回の改訂では、2月10日に製造販売に関し特例承認を取得した経口抗ウイルス薬ニルマトレルビル錠/リトナビル錠(商品名:パキロビッドパック)などの追加記載が行われたほか、最新の知見への内容更新が行われた。

新型コロナウイルス感染症の経口抗ウイルス薬(飲み薬)について
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/medicine.html
・令和3年12月24日に抗ウイルス薬「モルヌピラビル」(販売名:「ラゲブリオ」)が特例承認されました。
・現状、安定的な供給が難しいことから、供給が安定するまでの間、国において買い上げ、治療を行う医療機関及び対応薬局に無償で提供しています。
・経口抗ウイルス薬は、新型コロナウイルス感染症の患者で重症化リスク因子を有し、発熱診療等医療機関の医師が必要と判断した方に対して処方されるものです。医師が処方箋を対応薬局に送付し、薬局は患者の自宅等に配送することで処方されます。

・投与対象となる方
投与の時点で発症日から5日以内
18歳以上
妊婦又は妊娠している可能性がない
・部分条件(次のいずれかの重症化リスク因子を有する
61歳以上
活動性の癌(免疫抑制又は高い死亡率を伴わない癌は除く)
慢性腎臓病
慢性閉塞性肺疾患
肥満(≧BMI30)
重篤な心疾患(心不全、冠動脈疾患又は心筋症)
糖尿病
ダウン症
脳神経疾患(多発性硬化症、ハンチントン病、重症筋無力症等)
コントロール不良のHIV感染症およびAIDS
肝硬変等の重度の肝臓疾患
臓器移植後、骨髄移植、幹細胞移植後 など


重症化リスク因子(和3年12月24日厚生労働省通知)
https://www.mhlw.go.jp/content/000873667.pdf


ファイザーの新型コロナ飲み薬(ファイザー社製パキロビッドパック)を承認 国内で2種類目 厚労相(2/10)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/medicine/detail/internalmedicine.html
・厚生労働省の専門家部会は2月10日の会合で、米国製薬大手ファイザーが開発した新型コロナの飲み薬「パキロビッドパック」を国内で使用することを了承した。
・「パキロビッドパック」は米国製薬大手メルクが開発した「ラゲブリオ」に続いて、国内では2種類目の新型コロナの飲み薬となる。
・「服用の方法 注意点」「併用できない薬」については本サイトに詳述。


経口コロナ治療薬の国内製造販売承認を申請/ファイザー 「PF-07321332/リトナビル錠」(米国での商品名:Paxlovid)
https://www.carenet.com/news/general/carenet/53687
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ファイザーは1月14日付のプレスリリースで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19) に対する経口抗ウイルス薬候補「PF-07321332/リトナビル錠」(米国での商品名:Paxlovid)の製造販売承認を厚生労働省に申請したことを発表した。
日本も参加した国際共同第II/III相試験(EPIC-HR)の結果に基づくもので、特例承認による迅速な使用開始を目指す。


ファイザーの経口コロナ治療薬、入院・死亡リスク89%減
https://www.carenet.com/news/general/carenet/53335
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米国・ファイザーは11月5日付けのプレスリリースで、同社の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)新規経口治療薬であるPF-07321332・リトナビル配合剤(商品名:Paxlovid)について、入院していない成人のCOVID-19高リスク患者を対象にした第II/III相試験(EPIC-HR試験)の中間解析で、発症3日以内に治療を開始した場合、プラセボと比較して入院または死亡のリスクが89%減少したことを発表した。

28日目までの全試験集団において、プラセボ投与群の死亡が10例に対して、本剤投与群で死亡例はなかったという。

この結果を受け、同社はこの研究への追加登録を中止し、今後米国での緊急使用許可を目指してFDAへ速やかにデータを提出する予定。


ファイザーの経口コロナ治療薬、最終結果でも重症化89%減、オミクロン株にも有効か
https://www.carenet.com/news/general/carenet/53534
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米国・ファイザーは12月14日付のプレスリリースで、開発中の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)新規経口治療薬であるnirmatrelvir(PF-07321332)/リトナビル配合剤(商品名:Paxlovid)について、第II/III相臨床試験(EPIC-HR)の最終データを公表した。

それによると、Paxlovidを投与した高リスクの成人患者において、入院または死亡のリスクが、プラセボに比べ89%減少したという。

これは、先月同社が公表した中間解析のデータとも一致している。
(2021.12.16)