・急性単純性虫垂炎に対する一次治療としての抗菌薬投与は、虫垂切除術と比べて合併症リスクは有意に低く、入院期間にも差はない。

・急性虫垂炎患者のうち、複雑性虫垂炎(壊疽性/穿孔性/膿瘍形成性の虫垂炎)は全体の20%程度に留まる。それ以外の80%は単純性虫垂炎。

・急性単純性虫垂炎患者に対する一次治療として、抗菌薬治療は有効で安全であり合併症リスクは切除群に比べ有意に低かった。

(急性単純性虫垂炎の場合は手術をしない方がよい)